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13/18頁 ★ ウィーン(4/7)
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もう一つは、オットー・ワーグナーの作品であるマヨルカハウス(11-I)。それまでの貴族的なゴテゴテの関西風を離れ、スッキリとしたアールヌーボーの歴史的な建造物。近代の音がやってくる瞬間である。窓の装飾はいたってシンプル。
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そういえば、韓国と台湾の建築関係の学生が多く訪れていたが、日本の学生は見あたらず。ミラノ方面では日本の建築関係の方を良く見かけたが、この辺りはダメなのかしら?誰か教えてくれ。あ、建築はダメでも、テキスタイルとか勉強中のあなた、行きなさい。次のブタペストなんかでもそうだが、教会の中のちょっとした模様なんか、エトロそのものだもんね。あれはパクリじゃないかと思う程、エトロのショールのあの薄いペイズリー模様が至る所にある。ヒントがわんさかという感じであーーる。
脱線ついでに言うと、イタリアのシエナとかアッシジに行くと、或いはスペインのマラガとか南の方だったけど、イスラム寺院の白黒の斑模様とかが教会の建築様式に残っているのだが、あれはモノトーンの組み合わせとしてはとても綺麗である。誰か第二のコムデギャルソンとかになりたければ、少し研究して、デザインを考えればいいのになぁと思っている。ほれ、日本人は天然的には頭部が黒なんだから、黒髪の似合うファッションを考えて、日本からの情報発信を心掛けるのがいいんじゃないの。一時期のマドンナを真似して髪を黒くしたりするように、日本人のファッションを真似させるとかね。あとね、少しの茶髪は、髪が柔らかく見えて、基本的にはOK(賛成)なんだけど、金髪というか真黄色は理解できんなぁ。昔80年代半ば、東京丸の内の国際ビルという帝劇の入っているビルに居たことがあるのだが、そこは劇団の皆さんが普段練習したり生活している所で、遅めの昼ご飯ではよく女優さんの卵の茶髪を見ていたわけだ。その茶髪に慣れるのにも2年ぐらいかかったのに、今じゃOLさんもみんなオスカル状況だもんね。あれで汚いカッコされた日には、屋根の上のバイオリン弾き状況なんですがね。