いやいや。プロから見ると実は高度な政治手法を駆使しているのではないだろうかというのが脳裏を過ぎる。そう思えて仕方がない。

　３K国会のメインテーマを一発で変えてしまった。クエスチョンタイムの先週までの主題は別だったと記憶している。

　サンドバッグ総理。末期症状の体制建て直しに必死の与党の最終秘密兵器なのかもしれない。

　さて、ゴルフ場でのリーダーシップに胸を張っていたが、森さんの気持ちになって考えてみると健康管理のための気分転換は必要なのだろう。

　前任者の小渕前総理は過労死した。好きなゴルフは１回だけ。それならば、自分は好きなゴルフはさせてもらう。日課である料亭政治もやめないぞ。

　そんな密約が密室で交わされたのかもしれない。そうなら誰も総理を止められない。で、待機するためにゴルフ場に居たと言う。

　不祥事発生の企業で対応を間違えると被害が拡大し、株価は暴落。　危機管理か事故かの定義が問題になっているが、災害や第三国から侵略などというセキュリティの問題だけで捉えてはいけない。

　総理はいわば親であり、国民は子である。まして学生を乗せた練習船が他国の軍に属する原子力潜水艦にぶつけられ、沈没しているのである。親としての痛みがあったのか。国家イメージ丸つぶれ。