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最近、気になるTV-CMがある。
「あじあーーん」と甘ったるい声で呼びかける、ネスレのアジアン・ティーの広告だ。 ぼーーーとテレビを見ている時に、無防備にそう呼ばれると何となくアジアのリゾート地の何処かへワープするような錯覚に陥る。 いわゆる、気力が失せるというのか脱力感が襲ってくるのだ。 先日社内でスタッフとそのことを話していたら、どうもスタッフが立ち寄ったコンビニのドリンク売り場の前で、女子高校生が「あじあーーん」と甘ったるい声を模倣していたようだ。それも3人でハモリながら連呼していた...。 広告をプロデュースした関係者には是非知らせたい出来事だが、ここまで来れば広告表現としては完璧。大成功であーーる。 さて、広告といえば、通販のこれでもかという景品提供も有名だ。 「なんと今回は、特別に○○をおつけして、特別価格でご提供!」などという奴だ。 それならもっと安くしろと画面に向け、突っ込みを入れている人も多かろう。 実はこれとて計算づくの世界であり、突っ込みを入れたくなるような人が、浴びるようにこうした商品広告を見ていると、何かの弾みで類似商品を購入したくなるとの指摘もある。 いや、合理主義でそういうモノには反応すらしないという貴女。ブランド品はその対局にあるのだから、複雑な消費社会、やはり間接的な影響を受けているのではないだろうか。 先日特に驚かされたのは時計が七千八百円で売られていたことだ。 え?安くない?6本ですよ、6本。男女ペアを3本づつ、ダイヤ(っぽいガラス?)がキラリと光るように画面に登場。 一体誰が購入し、どう使うのか考え込んでしまった。
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