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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末01#2
マデイラ・マルタ 〜島の旅
永遠なる無駄遣い

(3)マルタ共和国 2/1


<マルタ共和国へ>

 長靴の形に例えられるイタリア半島。その靴先に、蹴られたボールのようなシチリア島。そのまたさらに下の、まめつぶほどの島がマルタ共和国である。十字軍の末裔である「マルタ騎士団」以外、これといって知っている情報はない。事前に入手した旅行ガイド情報や現地に関するインターネット情報では、交通機関はバスがメインで、島を縦横無尽に走っていることがわかった。

 こんなところでマスターは何をするかといえば、仕事だ。




歴史を感じさせるものがいたるところに

 到着1時間後からアポがぎっしり入っている。というわけで、ローマからスーツで乗り込む。もちろん翌日も一日中インタビューとディスカッションざんす。

 そうは言っても、時間があれば遊ぶことに情熱をかけるので、どんな珍道中になるかは着いてからのお楽しみ。

<JTBの威力>

 ローマからの飛行機にはJTBツアーご一行様が同乗。こんなところにまで日本のツアーは来ているのだと、驚いた。添乗員は荻野目ちゃんをふけさせた(あ、失礼)ようなお方。彼女はよく働いていました。お客さんに対するタメ口が気になりましたが…。

 なんで彼女を知っているかといえば、前々日にソレントとアマルフィ界隈で出会ったから。オイラが昔から言ってることだけれども、同じ場所に居る人は行動パターンが似ているということ。単なる偶然だけではなくて、なにがしかの点でつながっていることが多い。たとえビジネスであろうが、ツアーであろうが。

<ヒルトン・マルタ>

 宿泊は迷ったがヒルトンにした。なかなか良い。
 今回の旅で泊まった中では一番気に入った。
 というわけで、延泊してギュウギュウ詰めの日程を少し緩やかにしてビジネスをこなすことに。ミラノまでのフライトも急遽変更だ。



 フロントで部屋をセレクトしたが、それでも2回ほど変えてもらう。東洋人の場合(?)、うまく交渉しないとあまり良い部屋をくれないことがあるので注意が必要だ。それでも部屋のグレードは予算次第なのでほどほどに。

<アポイントメント>

 事前の約束通り、直ぐに会議へと向かう。着いて1時間も経たないうちに、迎えの車がホテルへ到着。全員スーツ姿だ。リゾート地での仕事はケース・バイ・ケースなので洋服に気を遣うが、ここは英国領だったという歴史もあってスーツが基本である。

<レストラン>

 訪ねた相手にお勧めのレストランを教えてもらい、夜は久々にフリータイム。シャルドネの白ワインとズッキーニの前菜が美味しい。いい気分で部屋に戻ると、すぐにバタンキュー。  


マルタでは地中海料理が主流。海の幸、山の幸が山盛りだ。


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