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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末00#3
マレーシア・シンガポールの旅
永遠なる無駄遣い

(1)クアラルンプール - 1/3


 
<ようやくKLに到着>

 7時間のフライトは最後に若干揺れて、マレーシアのクアラルンプールに到着。いやはや大きな空港。

 2年前にオープンしたばかりの新空港は、建築家の黒川紀章氏が設計。きれいな空港は免税店がこれでもかとおいでおいでする。

 入国審査はやや時間がかかる。左横の列には日本から中学生らしき修学旅行の一団。


 結構、田舎の学校のようだったが、付き添いのはずの教師も海外初めてなのか、旅行会社の添乗員のおねぇさんにまかせっきりだし、おいおいだよ。

 こういう傾向、今年2月のハワイの帰りにも見かけたが、そのときのJTBのお兄さんはホストのようにベテラン女性教師に扱われていたし、ちょっとなぁという感じ。

 まぁ下手な国内よりも教育的効果とかコストパフォーマンスは高いのだろうが、結局、修学旅行もビジネス化しており、先生という職業もパッケージ化しプロ化というかサラリーマン化したからだろう。

<空港での留意点>

 入国審査を終えると、両替カウンターが前方5メートルほどの右手にある。見た目は両替するための銀行らしくなく、カウンターが一つあるだけだが、数人の行列ができているので、すぐわかる。タクシー代など小銭は不可欠だけに1万円ぐらいは両替することを奨める。

 それと出迎えでごった返す空港出口の直前にタクシーのチケット売場があるので、ここでタクシーチケットを購入すること。ここではベンツクラスと普通のタクシーかを聞かれるが、前者が100リンギ、後者で67リンギらしい。白タク防止の措置であり、安心して乗車できる。

 タクシー乗り場は直進して空港の外に出ればすぐわかる。

 学生の旅行にはバスも結構だが、アジア諸国への出張ではひとまず土地勘もないことから、入国直後はタクシーがベターと思う。バスの場合、他の乗客が途中下車する時に、預けていたトランクを盗まれる可能性を否定できないが、タクシーの場合、よほどのことがない限り、荷物の盗難の心配もない。

 
<ホテルは最高水準>

 少し前にオープンしたペトロナス・ツインタワー横に立つマンダリン・オリエンタルに宿泊。

 現地企業のコーポレート割引を適用しつつ、1万円台で宿泊。すばらしい施設なのだが、割安だ。

 KLではこれから数年、このあたりに米国資本のホテルがいくつかオープン予定だが、横にあるショッピングセンターとの利便性を考慮するとここの地位は不動である。さしずめ、バブル前の帝国ホテルというところか。


 

 おっと、室内にある机の引き出しを開けたところ、矢印を発見。やはりイスラム教国だけのことはあって、ゲストにもさりげない配慮だ。

 下はホテルからの景色。一帯は朝夕のジョギングコースである。


<夜は簡単に>

 

 いつものことながら、「海外逃亡」と称するように逃げるようにして、海外出張に来てしまったので、昨日も徹夜状態。

 故に、くたくたであり、チェックイン後はひたすら室内で過ごす。空港で購入したワインやらサザエの焼きもので腹を満たす。

 ご覧頂けるだろうか。このサザエもどきは500円ながらも美味であり、醤油の味が恋しくなると、保存食として取り出す。今回は早くも初日にお世話になってしまった。

 ということで初日終了。