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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末00#1
ミレニアムの海外逃亡は大胆だ

永遠なる無駄遣い

(2)サンフランシスコ  2月6日〜


 マスターの社会人としての原点はここから始まった。最初の海外出張はバークレーにモントレーにペブルビーチ。懐かしいなぁ。サウサリートに友達がいて、よく遊んでいた。そうそう、今年のリスクマネジメントの大会はここであるんだ。スケジュールがきつくて、これないだろうなぁ...残念。

     
 チャイナタウンは朝からヤムチャ。有名なシーフード屋さんやインド料理屋よりもそしてジャパンタウンよりもステーキの「ヘンリー8世」に行きたい。ここのオーナーは関西大学の応援団長。奥さんとたまたま誕生日が一緒で、だいぶ世話になった。旨いよ。

 それとディスコはウェスティン・セントフランシスのタワーがお勧め。かつてこのディスコにはJALのパイロットがスッチーを連れてよく来ていた。でもね、サンフランシスコはゲイの本場。くれぐれもトイレは使わないように。

 ニューヨーク・シティ・ナイトではないが、革ジャンのぴっちりした上下のフレディー・マーキュリーが待っている。それとね、ホテル・ニッコーのサウナも危ないよ(ウェスティンのディスコはやっていなかったが、昨年から経営変わったの?)。    

   

社会人なりたての頃連れて行かれ、人生が変わってしまった(?)ウェスティン・セントフランシス

 時間がある人は、地下鉄BARTでバークレー大学に行くのもお勧め。

     

ユーモラスなモチーフに
思わずパチリ

<ユニオンストリート>

 することない暇な時間を見つけてユニオンストリートに。最近はあまり流行っていないのか、日本人はまばら。えーとこちらでも厚底靴が米国人に流行っていた。

 ここは自転車屋さんが一番奥にあって、小奇麗なイタメシ屋さんとか家具屋とか文房具が手に入る。サンフランシスコの自由ヶ丘か代官山というところか。残念ながら行きつけの古時計屋さんは、いつの間にか潰れていた。  

   

 ハッピを着た家具屋の店長を発見。小さい時に両親の仕事が海軍だったので、佐世保に居たとか。DEMMEという店は家具屋だが趣味が良い。少しオリエンタルの香りがしており、小奇麗な米国人の初老のご婦人で賑わう。

     
<中華街>

 ちょうど旧正月の二日目ということもあり、前日が休みだったためか中華街は大いに賑わう。ワンタンスープにカニの炒めたものに湯葉で大満足。

 翌日も頂き物のワインと中華街で購入したテークアウトで腹いっぱいになる。  

   

<スターバックス>

 コーヒーのチェーン店。日本では家具屋が経営。昔はメンソレータムのコーヒー屋(マークが似てるでしょ)と呼んでいた。今ではすっかり日本人観光客のたまり場にもなっている。

 サンフランシスコのいたる所にあるが、マーケットストリートの店はすこし治安というか薬中毒と浮浪者がうろつくので要注意だよ。

 で、こっちはビジネススーツで一息入れていると、「ケッ、日本人か」「ケッ、アジア人か」という顔して日本人観光客一人旅のお姉さんが入ってくる。良いんだけどさ、今日ついたばかりなのか服装が胸開き大胆黒、で両肩のひもがクロス状態なんだよね。まるで昨晩外泊、本日も昼からだれでもOKよというシグナルになる。

     

 で、あまり大きな声では言えないが、米国でもアジア人蔑視というかそれぞれの民族で固まる習性がある。そこに、ありとあらゆる流行の店を購買力のある日本人が、時には団体で占拠するので、だんだんと地元民が敬遠する。

 で、近くにはよりサービスを重視し、味も洗練された似たコンセプトのコーヒーエスプレッソ屋が登場するのでだんだんと廃れていくのだ。  

   

 でも、スターバックスは、コーヒーの味とデリバリーシステムとサプライチェーンとファッションと結構奥は深いのだが、会社研究はこの辺にしましょう。

     
<フィッシャマンズワーフ >

 いわゆる埠頭方面にあるおのぼりさんコース。最近はピア39が大きく拡張されているため、シンボルマークであるカニの回転ロゴが霞んでしまった。濃いめのクラムチャウダーが好きでここでしばし過ごすことが多い。

 クライアントの会社がこの辺にあるので、昼抜きで頑張り夕刻前に軽くワインとシーフードで胃休めに訪れる。ここが流行したのはロスオリンピックの84年。その後円高で数年日本人観光客に支持された。最近は中国人観光客が多い。  

   

 中国には6000の旅行会社があるが、海外旅行を取り扱えるのはわずか60社。国家の管理下にある。出国は緩くなったが、出られる人は留学か親が子供を頼って出てくるか、ボロ儲けした青年実業家ならびにその子供達のみ。昔は団体で遊んでいた彼らも流行の店に関する情報を自分で探しつつ、食事を楽しんでいた。

     

<バーンズ&ノーブル>

 米国最大の本屋。ネット書店のアマゾン・ドットコムと「世界一の書店」の名を争ったことで有名。

 サンフランシスコの穴場はフィシャーマンズワーフの近く、ケーブルカーの操車場のすぐそばにある。大きな書店にびっくりするであろう。

 2時間過ごして、経営とネット関係の本を数冊ゲット。見つけた瞬間に購入しないともう見つからないのがネット社会の掟。それとどこでも仕事をして、何処でも遊べて、どこでも呑むのが鉄則(勝手に言い訳)。  

   

     
<飲茶〜新亜州>

 チャイナタウンで朝から飲茶が欲しくなったらここに行くべし。さすがに9時には人もまばらだが、10時にもなると地元の老人を中心にあちらこちらでパワフルな会話が始まる。

 朝昼兼用で腹を満たす。なんせ本日列車にゆられこれからシリコンバレーに出発するからだ。先は長い。  

   

<サンノゼ〜シリコンバレー>

 クライアントの依頼で訪れる。サンフランシスコからは列車で90分。スタンフォード大学を通過し、一路サンノゼへ。駅から巡回シャトルバスを利用してダウンタウンへ。市提供の無料バスだ。3時間意見交換し、往復3時間に待ち時間を足すと、一日仕事。

 ここには東京から毎日直行便が出ているし、もう少し南下するとペブルビーチに向かうことができる。とても良いところだ。

<ステーキハウス〜ヘンリー8世>

 全米で一番旨いステーキとお墨つきなのがここ。こちらのママさんと同じ誕生日だったので、10年以上も前にワインをボトルでプレゼントされたことがある。ご主人は関西学院大学の応援団長を務め、卒業後に船でサンフランシスコへ。苦労して72年のステーキコンテストで優勝する。ロッキー青木(紅花経営者冒険家、元レスラー)などと友達。とても豪快な人である。

 結局、今回もワインをご馳走になり、たらふく食べて、記念撮影して数時間を過ごす。