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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末記 '99#1 ダラスからフロリダへ
永遠なる無駄遣い

<アニマルキングダムの開園状況>

 翌日、早朝よりようやくアニマルキングダムへ。早起きして、8時の開園前に並ぶ。
 この時注意が必要なのが、並ぶ位置。大きくは正面の2つのルートから入れるのだが、並ぶ時に自然発生的に右にもう一本ルートができる。

 この一番右のルートは結局、中央と左のルートに合流する形になるため、とても入場が遅い。開園前の会場では緊張して、つい空いていそうな右ルートにこだわり勝ちだが、若干混んでいても、真ん中や左の列に並ぶこと。

<効率的な回り方>  中のルートの回り方は地球の歩き方の別冊で出ている『フロリダ』に詳しいが、これは「アジア」エリアが出来上がる前の話。
 ここで述べるのは最新情報だ。

 大体の攻略方法は前掲『フロリダ』の通りなのだが、混む順序では、園内を回る「ディスカバリー・リバーボート」、「キリマンジャロ・サファリ」、アジア内の「カリ・リバー・ラピッズ」だろうか。

 園内を回るボートは、30分待ちが良いところ。午後になると平気で1時間半待っている人達の列で大変だけど、そういう時にはパスでしょう。

 サファリツアーの目安ですが、橋の付近まで並んでいたら、いったん見送るべし。やはりパレードとか食事時には空きますので、何度か見に行けば良い。
 但し、暗くなって、寒くなると動物なんて居ないはずだし、早朝一番などさわやかすぎて、サファリには向いていない。結局、暑いけど雰囲気が出る状況で行くべきでしょうなぁ。


アフリカで幸福をもたらすとされる神聖なバオバブの木。
逆さに見ると枝が根っこに見える。


 サファリで見つけたサイ。近くで見られるが、あまり緊張感はない。


 新しい施設として3月末にオープンしたばかりの激流川下り。アジア地区にある。
 かなり水に濡れるため、予め真ん中のビニールのテーブルの中に貴重品やら革製品を入れるべし。

 また、はまってしまうのが、サファリ横にある列車での研究棟への探索。山羊やら羊やらが放し飼いになっており、勉強になるのだが、列車に乗り込んで現地に到着したらいったん下車するため、混んでいる時には往復で倍の時間がかかってしまう。


オカピーはこんな動物だそうだ。実物は見られず。
このオカピー、横浜に開園した日本最大の動物園でも目玉とされている。

 逆にバグズライフよろしく三次元の地下世界を体験する「イッツ・タフ・トゥー・ビー・ア・バグ」や絶滅した恐竜を見に行くという「カウントダウン・トゥー・エクスティンクション」などは現地で飽きられているのか、朝一番ならまったく混んでいない。


 アニマルキングダムのシンボル「ツリー・オブ・ライフ」。ここを中心に、全ての施設が配置されている。迷ってしまっても目印になる。
 バグズライフはこの木の下(地下)で行われる。真っ先に攻略すべきところ。


 人工的に作られており、木には色々な動物のモチーフが騙し絵のように彫刻されている。

 恐竜ものは、内部が暗くてあまりよく見えず、燦々と降り注ぐフロリダの太陽の下では、少し映像効果が薄れるようだ。この恐竜カウントダウンは、一番怖いというか急なカーブにカメラが仕掛けられていて、驚いた様子が写真に映し出されている。出口付近で購入可能なのだが、結構間抜けな顔の人も多く、カップル連れの場合は、注意した方が後味を悪くしないで済む。

 ひたすら職業的な習慣のせいか、「暗くてよく見えない」と不満タラタラだったのか、マスターは極めて普通の顔をして乗り込んでいたらしく、その他乗客とのコントラストが面白いと言えば面白かった(写真があれば良いのだが、結構な料金にパスしたので御免ね)。


アニマルキングダム版パレード。
春先でもうだるような暑さのなか、園内を30分かけて練り歩く姿は尊敬に値する。
エンターテイメントも大変な仕事である。


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