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永遠なる無駄遣い

海外逃亡顛末記 その2(98年9月)
永遠なる無駄遣い

通貨危機を探る〜#2-3 オーチャード周辺(98/9/19〜23)

<全日空ホテル> 

 今回の宿泊は全日空ホテル。前回ヒルトンがうるさいと愚痴をこぼしたら、ああ、全日空は良いよとフィリピン系のおばさんに教えてもらい、泊まってみることにした。場所は、オーチャードのはずれ。少し歩くかなという距離。タクシーでの移動なら、問題はない。

 隣接のディスコは、土曜日とあってかなりの人で賑わっている。但し、全日空系の「雲海」がホテル内にある程度で、廊下には強烈な臭い(何だか知らないが、香料としてはちーーとばっかしきついかなぁという代物)が漂っている。考えようによっては、少し、ハワイ系の椰子の木系の臭いがしないわけでもないが、我慢するような臭いだから改善してほしい。

 トイレの便器はアメリカ・サイズの高さ。決して身体の小さくないオイラでも、座ると足がブラブラ状態。そうそう、風呂場のタイルが剥がれていたり、少し修繕を必要としている。が、全日空もリストラで海外ホテルを閉鎖中。ここ、シンガポールは少し改善すれば使えるのだから、何とかしてね。シャトルバスを高島屋(義安城)まで出すのが先決かも。高級住宅街に隣接する落ちついた環境は抜群なんだけどね。

<伊勢丹>

 伊勢丹は2つあるが、角にある方の2階に紀伊國屋書店が越してきた。たぶん、そごうが無くなったからだろう。ビジネスコーナーの周辺を見るが、オイラの最新作が見あたらない。諦めていたところに、新作コーナーに鎮座するのを発見。そういえば、出してからまだ半年は経っていないのか。既に、次期著書を構想中。日本は本当に消費社会である。

<高島屋・義安城>


 ここができて、早5年。これができたので、そごうが潰れたようなもの。本当にお城そのものなんだよね。良くできている。道に迷ったら、ここで待ち合わせをすれば良い。地下の食堂街では、屋台風の食べ物が目白押し。

 お薦めはかき氷なのだが、氷自体がパッションフルーツやらオレンジやらを凍らせたシャーベット状になっているので、シロップを必要としない。肉まんやら、ソバやらと、安く済ませるなら、ここに限る。

<長島大野法律事務所〜森田弁護士>

 ホームページへのご登場は2回目。前回も世話になっている。アジア通貨危機以降のシンガポールの話やら、マレーシアとの関係を中心に意見交換。M&Aとかプロジェクト・ファイナンスの専門家でもある。日本の弁護士事務所の海外進出は珍しく、彼はシンガポールで唯一の日本の弁護士事務所の駐在である。見た目は若いが結構偉い人(パートナーに昇格しての海外勤務)。経歴が変わっていて、ニューヨークに留学後、ハワイ勤務、東京に帰国、そしてシンガポールである。

 ご馳走になったのは、中華料理の店「クリスタル・ジェィド」。高島屋の4階にある。生のロブスターとか、鮑(あわび)とか、一番のご馳走は、前菜に出された「コールド・クラブ」。たぶん、赤坂にある「東京ジョーズ」のカニと同じ味ではないかと思う。甲羅についた蟹味噌が絶品。

 こちらでも、中華料理にワインが流行っているらしいが、ハウスワインのみ。B&Gの代物であったが、美味しく呑めた(というか、酒ならなんでも美味しく呑めるようだ)。

<ベトナム料理>


 翌日、三々五々に散らばったスタッフとの待ち合わせに、同じフロアのベトナム料理屋を指定。角の反対側には、タイ料理屋のCOCAやバーンタイが鎮座する。

 このベトナム料理屋は絶対のお薦め。椰子の実に入ったチャーハンは、カニとココナッツ・ミルクをまぶしたもの。とろとろの猫マンマが食欲をそそる。