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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末
永遠なる無駄遣い

16/18頁 ★ ウィーン(7/7)

<シェーンブルン宮殿>

 ここは独特のチケットになっていて、時間制の入場制限を行っている。入れば何時間居ても良いのだが、出てくる人間の数を見て入る人を制限している。入口近くの売場は込んでいて、ちょっと奥の方がすっきりチケットを購入できる。入ると、美術館の説明用の音声システムをくれるのだが、日本語はありません。英語のみ。

 そうそう、数年前に此処でこういう事件があった。日本からのツアー・グループがどやどや入ってきて、現地日本人ガイドが大きな声で説明する。で、個人旅行客で、この応答システムを聞いていた二人連れが、慌ただしいこの団体と距離をとろうとしていた矢先、そのツアーガイドに「勝手にガイドの説明を聞いている」と文句を言われた。この二人英語ペラペラで、怒る怒る。うるさいのを先に行かせようと待っていたのに、盗み聞きと間違われたようなのだ。と言っても呆気に取られ、返す言葉も気力もなく、それっきり。してやったりのツアー・ガイド。でもね、団体で、大きな声でまくしたてられる個人客の身にもなってほしい。それと性善説。少し聞かれてもいいじゃないですか。個人客は過去の団体客のお客様かもしれないし、将来のお客様かもしれない。但し、この例ではガイド側に否があるが、確かに露骨にガイドに付いてくる個人客も居る。あ、でも最近システムが進んで、トランシーバー使って、ツアー客にはイヤホン渡して、ボソボソ話しながら静かに見学する旅行代理店も増えている。これ良い発想です。仲良くね。

<動物園>

 もう本当に暑くて、宮殿ものにも飽きたし、では動物園にでも行くべぇかと、隣接する動物園に。ここは、シンガポールの夜間動物園のように、水で動物と人間を隔離するが、檻がいたってシンプル。迫力ある動物の姿を拝むことができた。標準レンズで撮ったペンギン(13-E)と虎(13-F)。ガラス越しの虎の迫力は凄かったが、昼寝中か暑さでグロッキー気味でもあった。一斉に餌を洗って食べるヌードリアス(13-G)はご愛敬。







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