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永遠なる無駄遣い


海外逃亡顛末 1998
永遠なる無駄遣い

1/18頁 ★ チューリッヒ(1/3)

<箱崎チェックインはやはり便利だ> 

 初日(日曜日)。前日は結局休日出勤して、休暇中に動向がありそうなプロジェクトについてスタッフとアウトプットの仕上げを行う。朦朧とするなか、箱崎経由、リムジンバスで成田へ。箱崎は入国管理局の出張所があるため、そこの航空機会社のカウンターでチェックインと出国手続きを済ませてしまえば、空港ではなにもする必要がない。非常に便利である。ほれ、よくスチュワーデス(フライトアテンダント)が通過するゲートを通り、颯爽と飛行機に乗り込むことができる(変な行列に並ばなくて良いのであーーる)。

 リムジンバスにはこれから勤務(フライト・スタンバイ)のスッチーの皆さんもチラホラ。バブルの時はタクシー、ハイヤー乗り放題だったのに、大変だ。あれだけハードな業務なのに、バスに揺られてどんぶらこは大変だと思う....。

 で、何事もなく、全日空に乗って、スイスのチューリッヒに到着。


<新人スッチー、頑張れ>

 あ、そうそう、乗った航空機には、これが4回目のフライトだという新人スッチーが居ました。結構先輩から様々な注意を受けていた。単独で見ると、制服が決まって颯爽としているのだが、先輩スッチーと並ぶと動作に無駄があるのが良く解る。でも、そのうちバリバリに飛べるようになるから、心配ないよ。食事の配膳は完璧にやっていたが、離陸着陸時の安全確認、その他諸々の基本動作が早く終了するらしく、やや手持ちぶさた。で、もって他の先輩が忙しそうに確認に走っているので、居る場所がない。解るなぁーー、その瞬間の「どうしよう」という気持ち。まぁ、そのうち仕事が見えてくるから、大丈夫ですよ。誰でも通過する新人時代なんだから。確かそんな話をしたように記憶する。

<鉄仮面は..??イマイチだった...笑いを誘うぞ>

 それと、映画上映。Man In The Iron Mask。我らがレオナルド・デカプリオ様が一人二役で頑張るのだが、うーーーん。鉄仮面が、マイケル・ジャクソンのスリラー状態で、あまり悲惨さとか凄みとかが伝わってこない。結局、百姓一揆の話に三銃士がくっ付いた話なのだが、鉄仮面などというより、オイラの頭の中は「鉄火麺」。マグロというか大トロを軽く火であぶって、ラーメンに盛りつけると、豚の背油よりも美味だったりして...。どうしてもAERAネタに走ってしまう。

(話は変わるが、文芸春秋の本社近くにある「東生園(平河町1-6)」で冷やしラーメンを出していて、蒸し鶏をチャーシューみたいに載せてあるんだが、スープが冷たくて(というかぬるくて)、夏でも汗かかずにラーメンをすすれて、結構お勧めですねん。日本テレビが取材に来ていたし、DIME98/8/6でも特集していた。油麺の次は冷やしラーメンブームを仕掛けるのか?早く行くべし)。

<パリでトランジットして、チューリッヒ入り>

 当日は、サッカー・ワールドカップの最終戦に間に合う時間にパリに到着。芸能人とか、レポーターがチラホラ。パリで2泊とも考えたが、暴動とかテロとかは避けたいし、何か事故があると嫌だから、喧噪なパリは避けた(案の定、車が暴走し、シャンゼリゼで死傷者が出ていた...)。

 写真は、パリ空港で見かけたサンダーバードのような輸送バス。乗客が乗り込むと、ズンズンと下がって普通のバスとして走っていく。いちいち階段降りて、バスに乗り換える手間がいらない。なんとかならんのかいなぁ成田空港。羽田の国際空港化では頑張って最新システム入れてね(1-A)。

 ようやくチューリッヒ空港についたのは、夕刻の19:00。空港で見かけた牛のアート(写真(1-B)。結局、チューリッヒは、街中、牛のアートにまみれていた。

 タクシーでホテルへ(Central Plaza Hotel)。今回の旅では、移動時の負担を考慮し、駅からのアクセスでホテルを選んだ。特にチューリッヒでは、オペラ座周辺にするか悩んだが、インターネットの写真を見て、川縁で風景良さそうなので決定。

 無理してオペラ座周辺の「重厚長大」にせず、正解。入口はイマイチだが、運が良いのか、部屋からの眺めは最高でした(2-A)。

<ひとまず散策し、現地の餌探し>

 夜も8時過ぎであったが、ヨーロッパは日が長いのでさっそく町中散策。夕食を探すことと、明日の土地勘を養うことに専念する。そうそう、駅や駅周辺は危険(かもしれない)なので、近づかないこと。とは言っても、商店街の入口もパンク被れのお兄ちゃん達が座ったり、ゲーセンの前でイケイケのお姉ちゃんをナンパしていたりと、青春真っ直中ではあった。


 楽器が有名なお店のサックスにうっとり(1-D)。チューリッヒはとにかく水辺ですがな(1-E)。

 ゲットした夕食はチキンとソーセージそれにパン(1-F)。後は、ワインですね。ソーセージもパンもショッパイのだが、チキンは美味しい。しっかり火が通っていて、味がしっかりしている。そういえば、去年のコートダジュールでは中華で胃休めしたが、今年はチキンになりそうだとの予感。結局今年は美味しいチキンを探す旅でもあった。くどいようだが、チューリッヒはロースト・チキンが旨い。

 腹ごしらいできたら、急に眠くなって、バタンキュー。

 日頃の寝不足のせいか、時差ボケだけはなく、翌朝にはいつものように早朝5時起きを繰り返していた。(ただのじいさん現象だと、バイトのB子はいつも宣う...もうすぐ40。確かにそうだ。)
 初日は会社の顔が抜けきれず、13時間+4時間の長旅でふぅうううという感じ。毎年の事ですが....。