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永遠なる無駄遣い


永遠なる無駄遣い
香港返還直前の香港、シンガポール、台北を探る

トピックス(5)
バットマン&ロビン

 第一幕。台北について2日目。クラインアトとのミーティング(夕食を含む)を終え、タクシーでホテル前に戻ってきたところ、報道陣(カメラクルー)に出くわした。そしてホテルの女性スタッフが花束を持って、誰かを待つご様子。と、その直後、黒塗りのリムジン(6扉のロングボディー)がすっと近づき、ヨーロッパの女子プロテニス・プレーヤーらしき女性が降りてきたが、誰だかよく解らない。そしてアメリカ人らしき男性が降りてくる。やや華奢だが、俳優らしき風貌。でも解らず。後ろに立っていた欧米風サラリーマン(出張者か)に「Who?」と聞いたら、『ラビン』と答える。「ん(?)」ととまどっていたらこの人(出張欧米人)、手でバタバタとはばたいて『ヴィヤット・ミャン』『ラビン』。ここでようやく納得。クリス・オドネルだ。ということは、あの女性は結婚したばかりの奥さんか(と言ってもそんなに洋画に詳しくないのだが)。どうやら新婚旅行で台北に立ち寄ったらしい。


 第二幕。ふーーん。興味ない時は、有名人に逢えるものだと関心して、ロビーへ。飲み直すかと2階に上がる。ここには、ZIGA ZAGA(左下写真)というレストラン・バーがある。と、なんだぁ。デブ・バットマンと痩せバットマンが立っている(右下写真)ではないか。どうやら後でここに少し顔を見せるらしい。宿泊者はフリー・パスなので、入ることとする。


 第三幕。座る場所確保に奔走。どこも空いていない。ロビン登場をひたすら待つテレビ局のクルーのその前の特別席を発見。4人座れる席に、女性2人。なんか有名人らしきオーラが出ている。まあ、いいか。「空いてます」『後で人来るけど、今ならいいですよ。どうぞ』「ありがとう。込んでいて困っていたんですよ。有名人かと思ったから、どうしようかと。ああ、よかった(一般人で)。ところで、この席よく取れましたね。」『(二人して、お互い見つめながら、含みを持った笑い)私達、結構有名人なんですよ。』「ん??」『私は作家(左下写真)で、こちらは有名な番組のプロデューサー(右下写真)』「へぇーーー。」


 第四幕。ロビン登場。ぐちゃぐちゃの報道陣。せっかくの良い席だったのに、前に出られて全然見えず。面倒だから一緒になって撮影する。ついでに報道陣もパチリ。


第五幕。確認。女流作家の話、半信半疑で、翌日書店に走る。あった。本物だ。


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