「e戦略の視点2」は、2000年から日経BPで始めたブログの第二世代です。09年1月より、デュアル・モード(2年日記)表示に。24時間365日、オンタイム・オフタイムを気ままに記述中。

著者の林志行(大学院教授、シンクタンク代表)は、外交官の父と各地を転々。日中英台・4ヶ国語を操ります。94年東洋経済、小学館SAPIOを皮切りに情報発信を開始。連載、著書多数。

ご意見、ご感想はe2@linsbar.comまで。
 

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 やっても出来ない「やればできる」勝間和代(ダイヤモンド社)

09/12/22(火) 09:57
うーむ、「やればできる」なんて、やり方わからずにやってはいけない。

ので、紹介に留める。当然買っていない。環境に優しくが基本ですね。

(そもそも、この程度のものは、ネットやブログで話す程度にしたら・・・)

で、やり方をパラパラめくると、違うっぽい。

同じ言葉が出てきた。

僕も良く使うよ>>「ぐるぐる回し」

でも、違うことを言っている。

僕はラストワンマイルでは、ぐるぐる回しは、どうやってもぐるぐる回しだから、そこから打破するための発想法を、大学院で伝授している。

いかに、DNA的に、そこから脱却するのが難しいかを、院生は知っている。

でも勝間流になると、グーグルを繰り返せば、答えが出てくるという。

違うな。それは、右脳の使い方による。発散しないための仕組みがある。

でも、勝間流は根性となる。諦めたらあかん(らしい)。

この本、読んだら、さらに大変そうだよーー。ぐるぐる回しは、ベトナム戦争なのだから。泥沼です。

帯には、

「香山リカさんのしがみつかない生き方を読み、正直、迷ってしまっているあなたに呼んでほしい、という気持ちでこの本を書きました。私が本当に伝えたいことは、ここにあります。」

うーむ。こういう反論かぁ。

それこそ、読み続けさせることが、ぐるぐる回し。

とんがり力、へんか力、したたか力、しなやか力・・・らしい。

たしかに、したたかだ。

でもね、時代は、肩の力を抜いて、自分の居場所を探すタイミングなのです。

しなやかさですね。

もちろん、二足の草鞋ですけどね。

(追記:それと、ファッションものを出している。ちょっと肝かった。ダイエット中らしい。マッキンゼー時代の先輩らの悩みも吹っ飛ぶ劇的ビフォー&アフター状態ですねぇ)

360度、来年も最強伝説をまい進するのかな・・・。

 ◆そろそろ年末恒例@第1回、週刊東洋経済VS週刊ダイヤモンド

09/12/22(火) 09:23
年末年始の業務にようやく突入しました。

ので、第1回、年末恒例の経済誌特別版をチェックします。

東洋経済は、業種ごとに。ダイヤモンドは、人(アナリスト)が主役で、解説しております。

一瞬、ダイヤモンドの勝ちっぽく見えるけど、よく読むと、東洋経済がグッドでした。

(いずれも、コメントが小粒化というか、フラット化していて、まぁ識者のぱくり先がわかるのは、あれですが・・・閃き欲しいよね)

あ、そうそう。現代リスクの基礎知識や知恵蔵、イミダス風だよね。やはり、亡き後の穴を埋めたのか。

--------------

僕的には、羊の狼方面のアポがもう1回あるのみです。

それと、怒涛の原稿ですが、年末最後の1本を、現代リスク@日経BPにしました。第199回は、「2010年@日本の夜明け」かな。本当は「夜更け」なんだろうけどね。

(水曜日〜木曜日未明に仕上げ、金曜日朝にアップ?かな>>編集部側が間に合わなければ、来年早々のアップとなります)

-------------

<業務連絡>

・寄稿f(産経新聞)=昨日、原稿を出しました

・日経新聞f=本日、最終ゴーサインがスタッフより編集部に出て、午後にはアップされます

・日刊工業100%*2本=本日、スタッフより編集部に午前中に提出予定です

・日経BP現代リスク198@100%=スタッフが確認中です。もう1往復して、本日中に仕上げます。

 (renew)小沢一郎ほぼ同一人物説マイケルジャクソン@西寺郷太(ノーナ・リーヴォスのボーカル)〜ブルータス1/1・15号(講談社)

09/12/16(水) 01:59
えへへ。

笑えた。すげーー笑った。

だって、そうだもんなぁ。似ている。なぜか、雰囲気というか、マスコミからの身のかわし方とか。

やや不謹慎で、書けなかったのだから、指摘した西寺さんは、すごいやーー。

あ、ブルータスの最新号(1/1・15号)は、本の特集。

「本が人生をつくる。」

で、読んでいて、そうだなぁ。僕も早稲田に行きましたら、ビジネス書の毎月分を、ほぼ?全部公開かなぁーーと。今は、月に、15〜25冊ぐらい読んでいるから、むちょいパワーアップしつつ。ランキングとかね。

ツィター使って、ちょっと遊ぼうかなぁーーと。

暫し待て。

(写真。ね、似ている。確かに)

 30歳の逆襲@週刊東洋経済(09年12月19日号)

09/12/16(水) 09:50
古巣の東洋経済は、僕が論壇デビューのきっかけを創った1誌です(もう一誌は、小学館SAPIOですね)。

さて、標題の「30歳の逆襲」

書いてありますのは、40歳までに、自主独立で頑張るために、居るべき職種のアドバイス。

なので、今、就活中の20代、あるいは、その親御世代(50代)が読むべき雑誌となります>>置き換え大事ですね。

で、結論は、商社とか、コンサルとか、シンクタンク、外資IT系がお勧めとのこと・・・って、おいおい、それは皆が知っていて、最難関でしょう。

まぁ、僕は、あえて、ものづくりの復活と宣言したい。重工とかJRとかの理工系ですね。あとは、一部自動車と情報家電。

(そのかわり、そうした商社やシンクタンクに行き勝ちな優秀な人材を囲い込むための魅力作り、ものづくりの楽しさをメーカーで学んでもらって、次の次を見いだすプロセスの創造が大事です。)

(ただし、今のメーカーとかで、MBAやMOTを取得して、調子こいている輩=偏差値バブルはアウトでしょう>>上には上、下には下、福澤諭吉の精神がみなぎっていない奴が多すぎます)

なので、「30代の撃沈」が本来あるべきタイトルだろうなぁ。(昨日も、しょうもない奴にあってしまい、つい本人が居なくなってから、感情を爆発しました)

そもそも、30代後半や40代前半が、小馬鹿にしている50代〜40代後半と自分の人生はそんなに変わらず、30代前半は、さらに最悪だと実感することが大事なのです。

謙虚になりなされーーと伝えたい。

(あら、「お前もなーー」と聞こえてきそうですが>>実感しているし、諸先輩には、謙虚ですから、大丈夫ですよーーだ)

(ほれ、進学校の小学生@塾帰りがサラリーマンを小馬鹿にした態度をとるけど、あんたが馬鹿にしているサラリーマンとかは、小学校のときは、超天才秀才だったんだよーーと、親の世代がしっかり叱ってやるのが一番なのです)

まぁ、そのサラリーマンになるのが良いとも思わないので、行間誤解なきよう(つまり、僕は偏差値の問題ではないと思っています。みんなそうやって、がり勉してきたのだろうけど、田舎でのびのびのハナタレ小僧が強いのだーー>>行く着くところ情操教育=上層教育をどうするかですね)

まぁ、どちらかつーーと、50代の逆襲=おっさんパワーです。

そういう時代が来ると思う。

 満腹ダイエット@dancyu〜プレジデント・ムック(プレジデント社)

09/12/16(水) 02:15
ムック版のダンチュウ。

何が凄いって、食いしん坊のdancyuが、ムック版で、ダイエットの指南。

編集長自らが実践した。

何をするかといえば、3ヶ月、ご飯、パン、麺類を抜く主食ダイエット。

あとは、糖質の高い酒を抜くというもの。

つまりは、僕が、2007〜2008年に実施したダイエットね。

→・「現代リスクの基礎知識第162回=メタボリックシンドローム〜ダイエットへの近道」

一度痩せたら、昼だけは、主食を復活してよいらしい。

正しかったのかぁ。まぁ、僕は、そんなに過激は大変なので、主食を半分にして、ひたすら腹筋とスクワットの実践。あとは、焼酎や泡盛で凌いだから、正解だったのです。

ま、この半年、ワインがぶのみしていたけど、最近4ヶ月は、酒を少し控えめだもんなぁ。あとは、ご飯類のセーブです。

むふふ。暫し待て。また痩せよう。

知識はインプットしました。基本は、豆腐(あるいは高野豆腐)と、チーズと、たまごですね。

 リクルート事件・江副浩正の真実@江副浩正(中央公論新書)

09/10/23(金) 22:59
あのリクルート事件を江副浩正会長自らが語る。

書店で見つけた瞬間に思わず手が震えた。

おお、とうとう語るのか。

検察の取り調べがどうであったかを語る。

「はじめに」には、あの芸大バイオリン事件での弁護の様子が記されている。神戸地裁の裁判長で定年退職した友人に、あのひどい取調べを君もやられたのかと聞かれ、江副氏がそうだよと答えたことが、本書のきっかけでもあるようだ。

江副:「江副浩正側から書いているので、都合の良い記述もあるだろうけど、それは検察側から書けば、別のストーリーになる」

あとがきまでパラパラめくると・・・

江副:「私の会長退任後も、リクルートは好調だ」「あのとき、リクルートをさっさと辞めておいてよかったとつくづく思う」

同書の出版は、民主党が主張する「取調べの可視化」に繋がる。

その「取調べの可視化」に繋がる司法制度改革への意見などは、別途上梓されるようだ。

民主党政権での改革の一端、失脚した?人物の復活に、なにやら、新しい時代観が見え隠れするのも事実だ。

(今週から来週は忙しく、どこで、時間を取って、しっかり読むかと、わくわくしている最中ではある)

 ホリエモン×ひろゆき「なんかへんだよね」(集英社)

09/10/15(木) 02:16
本日、自由が丘で購入した12冊の本から、ちょっと、気分転換に読む。1000円。

ひろゆきの対談シリーズ。

前回、ホリエモンにふられた?のか、日本テレビ第二部の土屋プロデューサーとの対談でしたが、ようやく?対談が成立したようだ。

途中まで読む。35%ぐらいまで来たところ。

ま、ゴルフとかスキューバーとかに勝負魂を感じるホリエモンに対し、ひろゆき君は、仲間と楽しみたいと応じたりする。

ホリエモンは、ゴルフに生きがいを感じる。

でも、全編、政治談議。そのうち、裁判=最高裁が終われば、政治の世界で、ホリエモン旋風かは謎だ。

いろいろ学んだので、次は、違う仕掛けだと思う。

ちなみに、ひろゆきはひらがな。ホリエモンはカタカナというタイトルの付け方が面白かった。

 【書評】加速する脱中国経済@酒井亨

09/09/25(金) 02:19
加速する「脱・中国経済」取り残された日本の行方 ──逃げ出す台湾、そして世界

酒井氏は、共同通信記者からフリーに。

台湾から情報発信するジャーナリスト。(はて、僕は何処で出会っているんだろう。名刺交換している??)

いわゆる民進党の台湾が、民主化では貢献したという立場からの、台湾経済を捉え、中国での台湾企業が遭遇したあらゆる理不尽から、中国投資への警告を与える。

中国市場よりも、アジア全域でのリスクヘッジがこれからの基本とする。

(ただし、中台が蜜月であり、国民党政権からは、少し乖離した戦略=ストーリーとなる)

今の、台湾の35%ぐらいの人々の心境などを代弁するものとなろう。

ただし、現実の経済は、是々非々で全てを飲み込み、さらに先に進む。

(まぁ、僕もそろそろ「続アジア・ビジネスの落とし穴」か、「台湾の仕組み2」でも出そうかなぁ・・・)

 【書評】差別と日本人@野中広務、辛淑玉(角川)

09/09/25(金) 02:09
ちょっと、シルバーウィーク中に読み通した。

初めにで、それぞれが思いを語り、その後、辛さんのリードで、対談。

民主党政権が、在日の参政権でどういうスタンスを取るのか、ちょっと注目しているので、基本的な考えを習得する意味で読み通す。

差別と日本人@野中広務、辛淑玉(角川)

途中、辛さんが解説。

そういう意味では、野中先生のコメントが切り取られミスリードされる可能性もあるのだが、野中先生は太っ腹で引き受けた。

そのあたりが凄い。

辛さんは、野中先生の本質的なところでの弱者救済の行間を読み取る。

全てを主張するのではなく、反対する勢力をも納得させるための、匙加減が大事ということだ。

そのあたり、幹事長まで登りつめ、こわもてと恐れられた人間野中広務に迫る。

家族が我慢し、孤独の中で戦う二人は、対談の途中に涙し、嗚咽の中で、本音トークを始める。

文字にならない部分の行間が、僕にこだまする。(最後の最後でジワーーときましたが、本当に悲しい出来事に出会うときには、涙が枯れるのではなく、水滴となって、目の周りで蒸発しているのが、まか不思議ではある)

最後の最後で、二人がさらに対談後の感想を述べる。

孤独なこと。家族に迷惑かけたこと。何にも残っていないこと(たぶん)。

それでもやり通すミッションがあること。(例えば、野中先生は、中国での毒ガス兵器の遺棄などに心を痛め、北朝鮮から返還された拉致日本人ならびにその家族と引き換えに、北朝鮮に約束した事柄の遂行と、交渉した相手国当事者の窮地を憂慮している)

辛さんは、とことん噛み付き、反自民なのだが、物事の捉え方で、少し学んだようにも見える。

(僕は、沖縄関係で野中先生とはイベント会場で毎年会う。選挙も終わったことだし、一度会いにいかなきゃですね)

 【書評】落下傘学長奮闘記@黒木登志夫(中央新書クラレ)

09/09/12(土) 18:24
だいぶ大学院教授が本業と思うようになってきたのか、読書が日課となっています。

で、何故に僕は大学院で汗をかいているのか、いろいろ考える月にしようと充電中。そろそろ2ヶ月にわたる大学院の夏季休暇が終わりを告げます。(もちろん、シンクタンクビジネスあるし、原稿コラムもあるし、大学院での自主研究も、ゼミ生の論文指導もあります)

さて、タイトルの「落下傘学長奮闘記―大学法人化の現場から」。新書版で、360ページの超大作。一日半かけて、2+4=6時間ほどで読了しました。ちょっと感激し、終わりにを読み、目頭熱くなりました。

・落下傘学長奮闘記/黒木登志夫/中央新書クラレ/09年3月10日/920円

黒木先生は、東北大学医学部を出られ、東北大助教授から東大医科学研究所助教授、同教授。96年から昭和大学の学長を務めた。

定年間際に、昭和大学は定年延長し、さらなる活躍を願ったが、迫り来る国立大学改革に不安を感じた岐阜大学の推薦人らに外部からの有力学長として呼ばれ、見事、票が割れた学長選を勝ち抜き、7年間在籍した。

同書はその奮闘記。前4年は、学校法人に向かう中、後3年は、その後のドタバタを記している。

なかなかのアイデアマンは、伊達に医学部の秀才教授=研究を主体に、東大の象牙の奥の院に40年間鎮座していただけの頭脳の持ち主だけではなく、熱き情熱が感じられる。

奮闘記となっているが、全編、文部科学省や内閣府、国立大学協会などに対する辛口提言。

岐阜は知り合い多く、少し人を介して、黒木先生に教えを請うつもりでいる。大変立派な方を前に、読了後に背筋を伸ばし、上梓までの2年間の苦労をねぎらいたいと思った。
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ニュースログ(1年前)

 ◆アニマルスピリット@ジョージ・アカロフ、ロバート・シラー(東洋経済新報社)

09/09/02(水) 23:49
ときどき、膨大な読書プロセスの中から、幾つかピックアップして紹介するシリーズ。

・「アニマルスピリット」(ジョージ・アカロフ、ロバート・シラー / 東洋経済新報社/ 2200円)

アカロフとシラーによる、何故にあの米国発経済危機が起きたのかの解説書。

やや難解ですが、山形浩生@野村総研が訳しているので、安心して読める(はず)。

それでも遅々として進まず。途中に、いろいろ、フラット化を再読したり、カーブ化を読んだりしながら、少しずつ進め、ようやっと本日、4時間ほど篭り、読了。

行動経済学のアプローチにより、バブルの生成と崩壊を歴史的なケースとともに解き明かすもの。

アカロフ氏は、バークレー大学、2001年経済学賞。シラー氏も、早くから今回の不動産投資をバブル経済=投機的な投資行動に警告を与えていた。

同書では、銀行機能がノンバンク(含む投資銀行)と証券化により、人々の安心が消え去り、そうした懸念を予想しえなかったのは、ケインズ派が理論を単純化する過程で省いた部分=アニマルスピリットに由来するとしている。

第一部でアニマルスピリットの定義。

第二部で、経済不況、中央銀行、失業者、インフレ、貯蓄、金融価格と企業投資の変動、不動産価格の周期性、人種的な貧困など8つの質問に答えている。

カーブ化と合せ鏡となっており、魔境=隠れキリシタン的な読み方が出来る。

トヨタのケースが出てくるなど、勤勉で貯蓄率の高い日本への愛情が感じられるが、行間には、失われた10年での日本政府の間抜けな政策への批判もちらほら感じられる。

 叙情と闘争@辻井喬+堤清二

09/07/15(水) 06:49
叙情と闘争。土曜日に購入し、日曜日には読み終える。こうした内容を一気に読んだのは、90年代央に瀬島龍三氏(伊藤忠商事会長)の「幾山河」を読んで以来かもしれない。(選挙が近いなか、気合を入れる意味では、いずれも若手政治家には良いのではとも思う)

辻井喬と聞いて、ぴんと来るならば、かなりの事情通。堤清二は、セゾングループ総帥ですね。

そうです。そうなのです。堤清二氏の回顧録です。彼のペンネームが辻井喬。

読売新聞で2008年に連載が開始し、1年間書き上げたものを本にした。話題を呼んだ戦後の政治、財界の交遊録。異母弟の堤義明(コクド開発、西武鉄道)が逮捕されたのとは対照的な生き様が注目されている。

2000年に創業者として、保有株式100億円を拠出し、不採算事業を清算した。

異母弟らとの確執には凄いものがあるが、本書には出てこない。

妹と父(政治家、衆院議長)の深い部分での愛情=当時の男尊女卑からパリに家出・留学した妹のこと、妹の活躍により獲得した海外ブランドのこと、70年代にサプライチェーンを導入したことなど。

多くの政治家が登場し、明治男、昭和初期男らの身の丈、坂の上の雲が描写されている。池袋サンシャイン開発で奔走し、ロシアとの漁業交渉に民間から水面下で時の総理のメッセージを伝える。

一方、経営戦略の立場からは、西武百貨店、セゾングループ、西友、無印良品などを次々に成功させ、バブル華やかな頃の文化貢献からのパトロンとしての一面が覗ける。

様々なケースに置き換えることで、現代経営の羅針盤として、多くの教えを乞うことが出来る。

 「日本人でよかった」SAPIO09/07/08号(小学館)

09/06/25(木) 18:50
いつも送られてきますSAPIO。

ま、僕が論壇デビューしたときの二大誌は、SAPIOと週刊東洋経済です。

さて、最新号のSAPIOが、こおばしい。

本誌取材班は、「鳩山の乱鎮圧」「麻生自民沈没」の裏で「大蔵省復活の大号令が聞こえる」としている。

ま、与謝野先生が、経済財政大臣と、財務大臣と、金融大臣のサンフレッチェなので、そのあたりを指摘しているのだが、米国からの押し付けなのか、大蔵からの奪取なのか、犯人をどちらにするかはっきりしてほしい。

で、最近のSAPIOですが、ウィリーラムさんがすっかり定番化しているけど、どうかなぁ。中国の2011年以降のシナリオを見きっていないのではないかい。

微妙。

◆それよか、「習近平の正体、2012年、中国13億人を牛耳る男」が面白い。文化大革命時代含め、いかに苦労し、いかに修羅場をくぐりぬけ、遠回りしながら、中枢への階段を登って来たか。

今回は太子党(幹部子弟)のネットワークと、彼らが両親のコネで出世しただけでなく、文化大革命で、しかるべき年代の人材が欠乏したための緊急事態だったことなどが解りやすい。

それでいくと、自民や民主の世襲制なども苦労してきたか、資質を見るべきなんだろうなぁーーと。

 「天才、成功する人々の法則」(講談社)

09/06/19(金) 08:39
天才! 成功する人々の法則」。かなり面白い。だいぶ前に読了。

マルコム・グラッドウェル@雑誌ニューヨーカーのスタッフライターによる最新刊。

大リーガーは早生まれが多いけど、それは12歳前後の選抜時に、体力があるから、有利というもの。

天才は、1万時間の練習に耐えてからスタートラインに上がれる。3歳だと13歳。それまで、一日3時間の練習をこなして行くことが大事という。

NYのユダヤ系に弁護士や医師が多いのは何故か。単に移民の子で貧乏だが、頭が良いだけではなく、いつ生まれ、そのときの制度や経済環境がどうであったかが影響する。

中国南部などアジアでは稲作。稲作と穀物ではDNAが違ってくる。

((常々、スタッフやお弟子さんらに、1万時間の汗を求めているが、豊富なケースで裏づけされる))

 つくられた環境問題@武田邦彦+日下公人(WAC文庫)

09/06/18(木) 22:28
→・つくられた「環境問題」。サブタイトルが、「NHKの環境報道に騙されるな」。

さっさと読み終える。まぁ、日下先生は、いまでも元気印なんだろうと、僕的には、押えの一冊(日下先生とは90年代によく国際会議でお会いしていましたので)。

ようするに、ダイオキシンで死んだ奴はいない、環境問題は、科学技術が成熟し、制御できるようになったので、既に存在しない。

しかし、91年に環境制御が出来ても、環境庁(当時)は、戦争を仕掛け、自らの存在意義=つまりは、天下り先を見つけるために、御用学者に環境リスクなどをたきつけたという主張。

全編、日本は大丈夫という逆説的な主張は、いつもの日下節ではある。

しかし、どうしたのかなぁ。更けたのですねぇ。銀行員時代の、ぺぇぺぇで、所得倍増計画に参画したことなど、自慢が多くなっています。

で、何が言いたいのか、最後までわからずに、まさかなーーーと読んでいたら、原子力は安全じゃ、被害は全然ない、3000年後まで不安がないのは、エネルギーだけ、だから石油をどんどん消費しなさいというロジックで結んでいる。

ようするに、二人とも、原子力安全委員会の委員をしていて、露骨に原子力の話をせずに、そちらに誘導したいというリテラシーチックな話なのかは、謎です。

((古典的なリスクリテラシーは、原子力などで無知な国民を教育するためには、どう情報公開すべきかが主なポイントだったからです))

で、全編、日本を主体に考えているのですが、エネルギー問題、環境問題は、政治マターであり、国際社会でのポジショニングが大事なのは、宮台先生の主張に近い僕でした。

つまり、各論はその通りなのだろうが、総論としてはどうーーなのです。

 日本の難点@宮台真司(幻冬舎新書)

09/06/18(木) 17:54
宮台先生@首都大学東京の新著→・「日本の難点」。

今年、宮台先生はサバティカル(長期休暇)中なのだが、売れっ子なので、ゼミのようなセミナーを開催。そうした学内、学外の学生と社会人向けの教養書という位置づけであろう。社会はどうあるべきか、「往って・還る」プロセスであると本人は、はじめにで記す。

日本の難点を劇団ひとり風に論破。

なかなか面白い。

若手官僚必見。

特に環境問題は、日下公人、武田邦彦著つくられた「環境問題」(WACブック)と対比して読むと、なかなか面白い。

気になったキーワードは、「感染的摸倣」「再起的手定義」「郊外化」「底が抜ける」「ポストモダン」「叩き上げスキル」などなど。

800円。(少し前に紹介していましたが、ようやく読了)

 不確実性に克つ、科学的思考@09年7月号(HBR)

09/06/11(木) 02:12
ハーバードビジネスレビュー(HBR)の最新号。本日発売。

うーむ、紹介して何ですが、買う必要はないだろう。

(買いましたが、30分で読了の内容。先月号がまぁまぁで、先々月号が良かっただけに、残念かも)

ちょっと、数年前から、HBRは、過去のものを再編集しながら、コスト削減をしつつ、過去の和訳の適当だったものを、ちゃんとしたものへとアラジンと魔法のランプ中。

(まぁ、HBRの本家=英文版も、普通のビジネス週刊誌っぽいしなぁ)

まぁ、それは良いとして、リスクマネジメント=不確実性としながら、全然、リスクをマネジメントしていないし、金融工学と確率論でお茶濁しをしているのではないかと。

(若干、議論が古いよなぁ)

(リテラシーとか、アノマリーの話をしたいなぁ)

((そもそも、来年には景気回復基調という株価上昇+エネルギーがらみの先物指数上昇からしても、不確実性という言葉はどうかなぁ〜「先の見えない時代のマネジメント」かな))

 ハーバードビジネススクール@不幸な人間の製造工場(日経BP社)◆追記あり

09/06/04(木) 01:07
ひとまず、押えの書籍として、今日から読み始める。

三分の一を読み終えたところ。HBRには、88年ぐらいに金融工学の共同研究で、良く訪ねていたから、2004年でますます過激になったことが書かれていることにショックを受ける。監訳は、岩瀬大輔@HBS2004.著者とは同級生。彼も留学記を出している。

((ま、多くを反面教師として、インプット中))

午後に宮台真司「日本の難点」(幻冬舎新書)を半分ぐらい読んでいましたので、目にきますなぁ。(ほれ、代官山のワインの写真の下半分の新書版はこれです)

まぁ、宮台先生は、この中で、左翼が昔は嫌いだったとか、謝罪できない右翼政治家は切り捨てろとか、過激です。で、憲法意9条を変えて、先制攻撃できないと、上陸されたら、沖縄のときにように犠牲者がたくさんでるということを主張。郊外化の定義とかね。再帰的近代で、底が抜ける話とかが、面白い。あとは、教育のこととか。ゆとり教育が、違う尺度で、捏造され、押さえ込まれたとか。

ま、僕は、暫く充電というか、通常業務に加え、猛烈に本を読んでいます。

あ、そうそう。さらにもう一冊、今日読み始めていました。忘れていた。「天才、成功する人々の法則」(講談社)。こちらは、全体量の10%〜15%ぐらいを読んだかなぁ。

天才というよりも、経験やそのための機会が必要で、プロを作るには、1万時間必要だという話。◆それって、やはり国内外のビジネススクールに在籍し、名物先生にしごかれ、擬似的に体験して獲得=即効力のあるスキルの獲得です。

((うーむ3冊同時は、ややマニアックかもですが、背中を見て>>汗かけることが大事です、院生諸君。◆))

 (renew)1Q84@村上春樹(新潮社)→読了。Book2は、良いねぇ。◆◆追記2

09/05/28(木) 21:54
村上春樹の最新刊。「1Q84」

(5月30日、23:30)◆◆これだけ気合入れて、話題の小説を読んだのは久しぶりかもしれない。

村上春樹の7年ぶりの長編小説。既に全国販売の29日には、新潮社が4刷、64万部を決定。

宗教をどう描くかドキドキしたが、BooK1とBook2では、解釈が対照的。Book1で、めくっていったものをBook2で再び元に戻す装置が働いている。

結局、物事は、全てにトレードオフの関係があり、どちら側から見るかにより正義が決まるという古典的なテーマに行き着く。

アマゾンで予約殺到し、ネットでは売り切れ続出状態だが、普通の書店に平積みになっている。このあたりのリアルとバーチャルの関係が、本の中での「二つの月の世界」と対比できて面白い。

個人的な経験でも10歳頃にどこからかやってきて、どこかに転校した算数の得意な同級生(女子)を思い出した。何か、懐かしい時代の記憶が、周囲に漂う。

東京が舞台だが、イントロから良く知る場所が出てきて、なんだか町並みの息遣いを確認しながら、なるほどーーという細かい描写もいつもの村上ワールド。1Q84ツアー@外人さんが登場する予感。

一言で表すならば、ジプシーキング→・「Gipsy Kings=Bamboleo」かなぁ。

 競争の技術@HBR0906号

09/05/12(火) 06:43
まぁ、この時期、インプット狙いダイヤモンド社は総集編的なものを持って来ます。昨年も、0806号では、人材開発でてんこ盛りだったし。

なので、今年もてんこ盛り。暇に任せて(謎。週末に読了。

メインテーマは、「競争の技術」ですが、薄く、カタログチックに、そして、最近のHBRの編集方針であるように、過去の論文を織り込みながら、つまり再放送しつつ、全体のコストを減らす工夫をしています。

まぁ、僕としては、もう少し日本独自の経営戦略手法を掲載し、グローカルに向いていったらどうかとも思うのですけどね。

HBR0906号ですが、少し読む技術が必要です。初心者にはあまりにも辛い2〜4ページで表面的な話が続くからですが、行間には深い記述があったりするので、「経営(戦略)は、一日にして成らずですね」

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