2015/04/15 00:36 | カテゴリー:政治イシュー
【映画】バードマン
映画 バードマン。
かつてヒーロー役で、一世を風靡した主人公。
よりによって、ブロードウェイで文化的な香りを引っ提げて復活したい。
有り金叩いて、脚本・主演の最後の大勝負に出る。
プレッシャーは、マックスに。
邪念であるバードマンが囁く。妄想とも現実ともつかない世界。
マスコミからの容赦ないプレッシャー。
出演者らの複雑な人間関係。
えげつない駆け引き。
売れるためのマーケティング。
SNSなどネットでの評判(バーチャル、未来志向)が、実績(リアル、過去の栄光)を上回る瞬間。
一生懸命に生き抜こうとする主人公の姿は、出口の見えない若者、過去の栄光が風化していく中高年、
子育てに明け暮れつつも、いつかは職場に戻り、自己実現したいママらに、勇気を与える。
米国での社会問題を、日本の潜在リスク(イシュー)に置き換えると、光が見えてくる。
テクニカル的には、長尺で、一気に撮っている。
そのための緻密な計画と撮影技術。
劇中劇のようなストーリー。映画好きだと、ふふふとなる風刺(パンチ)が効いている。
テーマは悲惨だが、コメディーで仕上げている。
安心して見られる。おススメの一本。
ビジネスヒントも満載だ。
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<ご参考>
(1)映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』日本版予告編
https://www.youtube.com/watch?v=_XOBBmyYNJA
(2)Gnarls Barkley – Crazy (予告編主題歌のグラミー賞での熱唱)
https://www.youtube.com/watch?v=yA36wU4jgj4
(3)Gnarls Barkley – Crazy(墨絵風の動画)
https://www.youtube.com/watch?v=bd2B6SjMh_w
(4)Gnarls Barkley – Crazy(予告編の後半に使われたアルバム音源)
https://www.youtube.com/watch?v=Qe500eIK1oA
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