牛歩のような更新。2014年6月~9月中旬

201306191244ちょっと知らない間に、3ヶ月が過ぎ去っています。

なるべく頻繁に更新したいのですが、どうも時間に追われ、ツイッターの情報発信で満足する自分が居ます。

そのツイッターは、時間軸(TL)が最大の売りでしたが、よりフェーズブックに類似した「構造化」へと「進化」するようであり、個人ブログでの情報発信=時系列を追ったコメントの復活=習慣化を意識しなくてはならない時がきました。

さて、この三か月、何があったのでしたっけ。思いつくままに。

・サッカーとテニス(プロスポーツ)

ワールドカップサッカーで負けて、テニスでは、優勝にあと一歩のところまで迫まっています。ただし、スポーツと政治は、お隣同士。政治からのスポーツ利用は、なるべく避けつつ、ニュートラルでお願いしたい。

そのテニスですが、やがて優勝となると、アジア初。日本をはじめ、アジア諸国の励みになります。スケートでは、日韓が独占し、バドミントンはASEANが強く。卓球は、中国の横綱相撲。ここで、テニスで違う勝ち方が出来るとなると、アジア人への見方も変わってくるのではないでしょうか?それとも、試合のルールを欧米がまた変える?

それにしても、野球やプロレスを90年代から、全然見なくなってしまった僕が居ます。時間をどう消費するかの部分で、タイミングがまったく合わないのです。

・朝日新聞の記事訂正(メディア)

朝日新聞の記事訂正は、「慰安婦問題」「福島原発事故」「任天堂社長への未取材」と続いています。

これらは誤報なのか、都合の良い部分を繋いだ論旨の組み立てなのか。どういう取材プロセスにより、記事を構成し、その記事に署名を持たせるなど、会社という組織の枠組みと、その中にいる記者(プロ)との関係性をどうするかの問題を整理すべき時期に来ています。

トップ(20年前の花形記者、その後の部門長、経営層)の首にどう鈴を付けるか。経営層が引退した後に断行するのか、それにより、自社のどこまでを否定されるのかなどを吟味し、いよいよぎりぎりと判断したこの時期に動いているのでしょうが、メディア全体の再編に繋がるか、スター記者の独立と新しいメディアの誕生は見えておらず、「ブランド」の維持に終始するのは、隣国の一党独裁と反汚職キャンペーンに似ていなくもない…。

・汚職摘発と民主化(中国)

周近平体制の確立は、時間軸での見立てが大事となります。これまでは、年齢を根拠にライバルを引退に追い込むとともに、自らが権力を集中させることが主流であるが、何代か経過し、権力の分散化が指摘されていました。「主席」が引退しても、院政を敷いて、力を温存するとともに、それぞれが派閥の長の意向を受け継ぎ、政策集団で影響力を駆使します。

その「実弾」は、国営の民営化、あるいは改革開放で、得た資金であるが、蓄財が行き過ぎる部分が、人民の不満をを高めたりします。

汚職摘発は、もっとも効率よく権限を集中できるが、ライバルなどからの反発も大きい。有力指導者の家族らが、海外へと移転し、不動産を取得していることが、欧米メディアにより暴露されました。

かつての指導層が、高齢となり、香港メディアなどがそのXデーを囁くなか、改革スピードを緩めず、稜線のぎりぎりを縦走するさまが、美しい。

・高雄の地下ガス爆発(台湾)

台湾高雄での地下ガス爆発では、ガス漏れに逃げようとした住民を巻き込んで、大きな被害となりました。インフラの老朽化や、輸出貿易加工などでパイプラインが都市の真下を流れているなど効率化の部分と、安全安心をどう両立させるか。

インフラのメンテナンス技術の確立とその輸出は、大きなビジネスチャンスとなります。(原発の廃炉も、同じ分野の話)

・ペッパー(ソフトバンク)

コミュニケーション型ロボット。久しぶりに、日本発、日本で使い、半年後に世界(米国)に伝播するものづくりの醍醐味を実現しています。ただし、米国流(フランスのロボットメーカーを買収し、台湾&中国の組み立て加工で、早く・安く・大量に提供し、一気にインフラを支配する)ビジネスモデルの登場。

留意点は、家庭内に入り込み、クラウドで多くが使ってみた結果を取り込み、ロボットの知能を進化させる(オープンイノベーション)のやり方で、万が一、個人情報が漏れた場合、目も当てられないことです。

ペッパーのどこまでをパートナーとして、置き換えるか。スマホ同様、個人情報を守りきるのか、そんなもの最初から守れないから、オープン&シェアで、利益のウィンウィンなのか。どこで割り切れるかという話に帰着します。

(この項、続く。)

 


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