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January 16, 2006

中国視察、君じゃあ居る(キム・ジョンイル)?

北朝鮮総書記の中国訪問。極秘事項であるものの、車列の多さと、アラブの大富豪的なホテル貸し切りで、もう、ここに居ますよ状態。

実は、北朝鮮に戻ってからCNNや日本のメディアの取り扱いの多さで、芸能人並みだなぁと豪語するのか(謎。

日程も終盤に入りました今後の焦点は、「北京で中国指導部に会う会わない(香港筋)」ではなく、トップ(胡錦濤国家主席)と会えるかどうかだと考えています。

で、経済特区の視察で、経済云々という解説が多いですが、もう韓国と北朝鮮ではそうしたタイアップしているし、中国国境沿いでは、経済特区を仕掛けた外国籍の中国人実業家が詐欺の容疑で逮捕されたりと、ドタバタ状態。

韓国側から財閥長老が牛を100頭連れて、乗り込んだのは数年前。で、観光立国とか、色々試みてはいるのです。

ということで、アジア定点観測を続ける僕としては、唯一、北朝鮮の経済特区で成功しそうなのは、ピョンヤンを、外国人に開放し、高級幹部とその弟子を労働者として雇ってもらい、ヒト、モノを開放するという「周辺逆鎖国(ドーナツ状の二重同心円の真ん中だけ開放)」を作り上げることではないかと、主張しています。

で、中国訪問の理由ですが、マネーロンダリングを阻止され、マカオルートが厳しいのは事実です。
であるならば、カジノをタイアップしてやろうとかあるのでしょうか。ウォーカーヒル(韓国)に対抗して、「ゴウカーヒル」とか、マカオに対抗して「キタオ」とか。メインキャラクターは、北尾(曙より前には話題沸騰だった彼は、今、何をしているんだろう)。

で、もう一つは、もしかすると後継者指名(この「経済特区重視」の場合は、あのつかまった長男ですね)があるのかもしれません。

ポイントは、広州で台湾企業視察のために南下していた中国トップ(胡錦濤国家主席)との対談があったかなかったですが、なかったようです。ということは、会ってくれーのアピールタイムだったのでしょうか。

意外にも、中国国内でも、ご隠居と現政権の権力闘争が昨年暮れから起きているのかもしれません。(これらは、何れ何かの折にわかることですので、静かに待ちましょう)

ま、それはさておき、このまま亡命などということはないのですよね。

ということで、

「中国視察、君じゃあ居る?」

((注釈:そう、金正日は、「キム・ジョンイル」と呼びます。(おいおい)))

投稿者 isdr : January 16, 2006 01:57 PM

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